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提言

日吉の利用者協議会

日吉ITC所長 小林 宏充


当方が所長を拝命してから2年間、日吉ITC利用者協議会にて、委員構成について議論をしてきた。日吉メディアセンター協議会の前に1時間、日吉ITC利用者協議会を開催していたこともあり、これまでの日吉ITC利用者協議会の委員構成は、日吉メディアセンター協議会の委員とほぼ同じ構成員であった。特に学部における委員は、人文科学・社会科学・自然科学・語学の各部門主査と各部門から推薦されたものから構成されていた。

図書予算は各部門・各教室に配分されるので、協議会の委員はそれらを代表する部門から選出されるのが最適である。一方で、日吉のITC利用者協議会が、日吉メディアセンター協議会と同日開催されなくなったこともあり、思い切って委員構成について議論をすることになった。当然のことながら、図書に関心のある教員とITに興味のある教員は異なると思われる。また、ITの利用の仕方も専門分野に特化した利用の仕方から、Wi-Fiの利用環境やAdobeやMicrosoftのソフト利用といった専門分野によらないニーズが生まれている。さらに、利用者協議会で情報の周知が必要と感じた場合、部門内での情報伝達よりは各学部の日吉主任からの情報伝達のほうが迅速かつスムーズである。

このような背景もあり、議論の結果、10月からの利用者協議会の学部部分の委員は、各部門からではなく、各学部から1名選出してもらうことにした。日吉での授業や研究活動に関わる方とし、委員の所属キャンパスは日吉地区以外でも構わないとした。日吉で情報教育を行っている方が日吉キャンパス所属ではないことも考えられるからである。

慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンター規定第8条1項に、「ITCは各地区に地区ITC利用者協議会を置く」とある。また協議する事項として、「1 地区ITC事業の基本方針、2 地区ITCの事業計画および事業報告に関する事項、3 地区ITCの事業に必要なその他の事項」とある。

日吉ITCでは、主にインフラ面と情報教育に関することが中心になると思われる。そして、それらのニーズは様々な階層があると考えられる。大教室では大勢の学生がスマートフォンを携帯しており、その数だけWi-Fiに繋がっているだろう。その環境でさらにノートPCやタブレットを快適に利用するインフラの整備は今後も重要になると思われる。専門課程で利用が予想される統計処理やプログラミングの授業を日吉で行う場合、ソフトの充実化や、情報処理授業を行う教室の整備も必要となろう。時代によって変わるトレンドにも迅速に対応していく必要がある。また研究活動で必要となるサーバ類の運用管理に関連した事項など、日吉ITCに求められるニーズは多岐に渡る。

日吉ITC利用者協議会の委員構成は多様そのもので、まさにサラダボウル状態である。学部・大学院・一貫教育校の教員教諭、教育インフラ面で欠かせない職員の皆様のご意見を伺い、日吉における中長期も見据えた基本方針や事業計画について協議し、より良い情報利用環境を構築していきましょう。

最終更新日: 2017年9月19日

内容はここまでです。