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提言

信濃町キャンパスのネットワークの特殊性

信濃町ITC所長:中川 種昭


信濃町ITC所長を拝命して11年が経過しました。医学部の教学機能を中心に、看護医療学部、薬学部の臨床実習へのネットワーク支援を行っており、事務長の林さんを中心とした有能なスタッフの皆様に支えていただき、円滑な運営ができています。私の就任時からのテーマである、“キャンパス内のどこでも無線LAN”は、セキュリティの厳しい本キャンパスにおいてもついに達成されました。少々の課題として、学生教育や大人数の会議体で同時に使用したときに不都合が起きることがあるので、今後は予算の許す限り必要な場所でのパワーアップを行ってまいります。それと、キャンパスの国際化の観点からは、留学生の皆様や海外から訪問されている皆様の無線ネットワーク環境の改善も考えていく必要がありそうです。

病院内では電子カルテを含む独自のネットワークが張り巡らされています。こちらに関しては、病院システム部が担当しているのですが、病院実習があることから、最近ではITCの関与も大いに期待されており、病院システム部との連携が重要さを増しています。

患者さん情報というのはこれからのAI時代に向けて、全国どこからでもカルテが見られるカルテ一元化や、ビッグデータを利用して未来の医療に役立てていくことの“公開性”と、究極の個人情報であるという“秘匿性”のバランスをどこで取っていくのかをよく考えていかないとなりません。

そんな中で、私たちITCはどのような役割を担っていけばいいのかを次の課題にしていきたいと思っております。

今後もさらなる無線LANの充実、変遷する医学、薬学、看護学教育へのITサービスの充実、そして病院への貢献をして行きたいと考えております。毎年このコラムで書かせていただいていますが、そのためには、ITCの専任職員の方の人的増員を含めた、人的配置の充実を塾執行部の方にお考えいただきたく切望しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

最終更新日: 2019年8月28日

内容はここまでです。